大谷「投手復帰」先送りの落とし穴 《納得してるし、打者を優先的に仕上げる時間ある》とは言うが…

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 しかし今年は事情が異なる。投げられるのに、チーム事情であえてブレーキを踏まれた。特派員のひとりがこう言う。

「先発は豊富だけに、大谷に無理をさせる必要はないという判断です。二刀流枠の選手は投手としてカウントされない。つまり大谷が投げるときは投手を他球団より1人多い14人起用することができる。首脳陣は短期決戦のプレーオフに照準を合わせて二刀流枠を最大限に有効活用したいのです」

 大谷は会見で「最大の目標は勝つこと。それに向けて自分の仕事ができれば」とも言ったが、投手として投げられる状態にあって、調整も順調に進んでいる。それなのに投げさせてもらえないのだ。

 まして投げることが大好きで、投げて打つ二刀流が当たり前と考えている選手が、打つことに専念させられている。

 今季の大谷を占ううえで、投げたいのに、なかなか投げられないストレスが“蟻の一穴”にならないか心配だ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは過去に大谷の両親や恩師を徹底取材。いまではメディア露出を控えるようになった両親だが、ふたりの「出会い」まで直々に語ってくれた。それらを網羅した連載コラム、

●関連記事【二刀流の血脈】…も要チェックだ。

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