大谷「投手復帰」先送りの落とし穴 《納得してるし、打者を優先的に仕上げる時間ある》とは言うが…

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 大谷にとって、試合で投げて打つのは当たり前。二刀流をやることが自然だし、プレーする上での大きなモチベーションになっているのだ。

 昨年は打者専念で本塁打王と打点王の二冠を獲得、メジャー史上初の50本塁打‐50盗塁を達成して3度目のMVPに選ばれた。打者としてチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献したが、右肘手術明けで投げたくても投げられなかった。打者に専念する以外の選択肢はなかった。

 しかし今年は事情が異なる。投げられるのに、チーム事情であえてブレーキを踏まれた。特派員のひとりがこう言う。

「先発は豊富だけに、大谷に無理をさせる必要はないという判断です。二刀流枠の選手は投手としてカウントされない。つまり大谷が投げるときは投手を他球団より1人多い14人起用することができる。首脳陣は短期決戦のプレーオフに照準を合わせて二刀流枠を最大限に有効活用したいのです」

 大谷は会見で「最大の目標は勝つこと。それに向けて自分の仕事ができれば」とも言ったが、投手として投げられる状態にあって、調整も順調に進んでいる。それなのに投げさせてもらえないのだ。

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