巨人セットアッパー大勢に「フル回転」の懸念…自慢の先発4本柱そろって調子上がらず

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「昨年15勝で12の貯金をつくった菅野の穴が埋まっていない。昨オフ、楽天を自由契約になった田中将以外の先発投手を補強しなかったのは、抑えのマルティネスを獲得して試合終盤が盤石になったから。ただ、先発陣が脆弱なら、リリーフ陣にしわ寄せがいく。最後にガス欠を起こし、4位に沈んだのが、原監督が事実上の解任となった2023年です」

 この年のチーム防御率は3.43でリーグ5位。先発が三回から五回で降板することがリーグで最も多く、リリーフが登板過多に陥った結果、投手の延べ人数はセ最多の636人。23年同様、今季も八回に配置転換となる大勢(25)を始めとしたリリーフ陣の出番や投球回数が増えそうだ。大勢は昨季、肩を痛めて離脱しているが、Bクラスに沈んだ2年前に状況が似てきたのは不吉である。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、どうして田中将はカブス戦の登板を「緊急回避」することになったのか。そこには阿部監督の「配慮」があったという。いったいどういうことか。巨人でいま、何が起きているのか。

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