5年以内に箱根経験者から2時間3分台の記録が生まれ、世回大会で優勝争いする日本人選手が出てきます
私は「日本人が世界に伍して戦える領域はマラソンにあり」と確信しています。マラソンには「努力を継続できる」資質が絶対的に必要です。そしてマラソンのスピード強化には、ハーフマラソンを余裕を持って走れることが条件となります。ハーフマラソンの強化に何が適しているか? そうです! ハイペースで20キロを走る練習の集大成である箱根駅伝がうってつけなんです。
その箱根駅伝を制するための方程式は、青学大にしっかりと根付いています。現在のマラソン日本記録は2時間4分56秒です。箱根駅伝経験者から2時間3分台の選手が生まれ、マラソンの世界大会で優勝争いを演じる日本人が、5年以内には出てくるでしょう。待っていてくださいね!
(取材・構成=絹見誠司/日刊ゲンダイ)