バレーSVリーグ 石川祐希の凱旋試合プランも視聴率は大苦戦…背景に「箱」ではなく「単推し」
エースが凱旋する。
パリ五輪で男子バレーボール日本代表のキャプテンを務めた石川祐希(28)。その石川が所属するイタリア1部「ペルージャ」が来年10月にも、SVリーグ「サントリーサンバーズ大阪」と日本で試合を行うという。サントリーには人気選手の高橋藍(23)が所属している。
今月20日、サントリーの栗原圭介GMら関係者がイタリアを訪問。その後、ペルージャのシルシ会長が試合後にパートナーシップ契約締結を発表した。
パリ五輪で注目度が急上昇した男子バレー。準々決勝で強豪イタリア相手に善戦したことがひとつの要因だが、その一戦は平均世帯視聴率23.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、パリ五輪の日本代表出場試合で最高だった。
その余勢をかってバレーボール協会は今月11日、SVリーグを立ち上げ、開幕戦は地上波でゴールデンタイムに生中継された。開幕カードに高橋のいるサントリーと西田有志(24)の所属する「大阪ブルテオン」を据え、チケットは即完売。しかし、世帯平均視聴率は3.8%(同)に終わり、19日の箱根駅伝予選会の視聴率8.2%(同)に遠く及ばなかった。