ドジャース大谷「ジャッジ超え62本塁打」に現実味 調子は右肩上がり、チーム事情も追い風に
試合前にブルペンで50球も…
この日はセットアッパーのイエーツ(38)が右足を押さえて緊急降板。高齢のうえチームトップタイとなる22試合目の登板だった。
開幕ローテのグラスノー(31)、スネル(32)、佐々木朗希(23)が負傷者リスト入り。そのシワ寄せでリリーフ陣が登板過多になり、こちらも故障者続出と負の連鎖が止まらない。
大谷はこの日の試合前にブルペン入り、最多の50球を投げた。が、投壊現象に拍車がかかっているからといって、大谷の投手復帰を早める構想はドジャースにはない。復帰はシーズン後半までズレ込むのが確実で、それまでは打者に専念することになる。投手陣の台所が苦しいだけに、昨季同様、ドジャースは打ち勝つ以外にない。大谷は打線に欠かせないピースなのだ。
5月はすでに自己最多の9本塁打。本人の調子が右肩上がりのうえ、チーム事情も追い風になるのだから、ジャッジ超えも現実味を帯びてくる。
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ところで、大谷と真美子夫人の子供の将来性に早くも注目が集まっているが、大谷自身の“血筋”も相当なものだ。父はプロを目指し社会人野球を経験した俊足選手で、母もあるスポーツで全国大会に出場した経歴を持つ。今ではすっかりメディア露出を控える両親が過去に日刊ゲンダイに語った衝撃のエピソードの数々とは。それらを網羅した連載、【二刀流の血脈】も要チェックだ。