「だいじょうぶ認知症」和田行男著

公開日: 更新日:

 世界一の高齢社会である日本では、65歳以上の15%、約7人に1人が認知症を患っている。誰でも認知症にはなりたくないが、現実から目を背けていても何も始まらない。本書では、介護福祉士であり高齢者向けの施設を運営している著者が、来るべきときに備えてやっておくことや心構えを説いていく。

 例えば、介護福祉士や社会福祉士など、専門職の友達をつくっておくことだ。自分や家族が認知症になったとき、知り合いに専門職がいれば、頼りになる相談相手になってくれるはず。日頃から近所の介護保険事業所にボランティアとして関わったり、町内会の集まりに専門職を呼んで講演してもらうなど、関係づくりのための積み上げを行っておくことが重要だ。
(朝日新聞出版 760円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ