「オペラ座の美女」 鯨統一郎著

公開日: 更新日:

 金曜日、バー「森へ抜ける道」で、いつものようにアルバイトのいるかも加わり、マスターと常連の山内、工藤が昔話に花を咲かせていると女子大生の東子が来店。東子は、4人が話題にしていた自衛官の保瀬が起こした殺人事件に興味を示す。ダンサーのケイを殺害した保瀬の動機が分からないからだ。

 婚約者の美加から逃げた保瀬は、後にケイと恋仲になるが、ケイは一方でバンドのボーカル、尚樹とも付き合っていたという。オペラ通のいるかによると、保瀬の事件はあの「カルメン」のストーリーに似ているという。(カルメンと殴殺)

 名作オペラをヒントに難事件に挑む人気バー・ミステリー最新刊。(光文社 1400円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ