「学び直しの日常漢字 知っていそうで知らない語源の話」 川口久彦著

公開日: 更新日:

「親」を「切る」ことがなぜ「親切」の意になるのか、なぜ酒に弱い人を「下戸」というのか。普段、何げなく使っているそんな二字熟語の語源を解説した漢字テキスト。

「親切」の「親」は、「辛(薪)の原字。木を刃物などで切った生木」と「見」の合成字で、「身近に接している自分の親」、「切」は「ぴったりとくっついて肌にこたえるさま」のことだという。一方の「下戸」の「戸」は、律令制での課税単位で、貧富の差によって上戸・中戸・下戸に分けられ、貧しい家では儀礼などの時に、客に出す料理が少ないことから酒量の少ない人のことをいうようになったものだという。日常二字漢字180語を網羅。

(出窓社 1200円)


【連載】土曜あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる