「アホウドリを追った日本人」平岡昭利著

公開日: 更新日:

 鎖国から解放された明治以降の日本人は、続々と太平洋に乗り出し、遠く北西ハワイ諸島や昨今ニュースで話題の南シナ海のスプラトリー諸島にまで進出した。沖縄本島の東にある南大東島には、なぜか八丈島から2000キロもの航海を経て移住した。なぜ彼らは南の島々を目指したのかを、アホウドリとの関係から解き明かしたリポート。

 明治期、日本は鳥類の輸出大国だった。中でもアホウドリは容易に捕獲でき珍重された。いち早くその価値に気づき、伊豆諸島最南端の鳥島での捕獲事業で巨万の富を得た玉置半右衛門など、一獲千金を夢見て島々に渡った男たちの足跡をたどりながら、知られざる日本の近代史を解き明かす。(岩波書店 780円+税)

【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場