【イスラームを知る】急速に存在感を増すイスラーム。これまでなじみ薄い日本人にも必須のイスラーム世界情報だ

公開日: 更新日:

「中東とイスラーム世界が一気にわかる本」宮崎正勝著

 イスラーム世界の常識にうとい日本人。歴史から現代政治・経済まで見開き形式で解説した早わかり本だ。

 そもそも「中東」はヨーロッパから見た東洋の中の位置で、イランやアフガニスタンあたりになる。トルコは「近東」。もともと中東世界に広まっていたのはゾロアスター教でイラン人に広く信仰されたが、7世紀ごろから勢力拡大するイスラームの中にしだいに吸収されるようになった。8世紀にはバグダッドがイスラーム世界の交易都市、いわば「ユーラシア経済のニューヨーク」として存在感を示すようになった。歴史から現在まで、確かに「一気にわかる」本。(日本実業出版社 1500円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由