【イスラームを知る】急速に存在感を増すイスラーム。これまでなじみ薄い日本人にも必須のイスラーム世界情報だ

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「中東とイスラーム世界が一気にわかる本」宮崎正勝著

 イスラーム世界の常識にうとい日本人。歴史から現代政治・経済まで見開き形式で解説した早わかり本だ。

 そもそも「中東」はヨーロッパから見た東洋の中の位置で、イランやアフガニスタンあたりになる。トルコは「近東」。もともと中東世界に広まっていたのはゾロアスター教でイラン人に広く信仰されたが、7世紀ごろから勢力拡大するイスラームの中にしだいに吸収されるようになった。8世紀にはバグダッドがイスラーム世界の交易都市、いわば「ユーラシア経済のニューヨーク」として存在感を示すようになった。歴史から現在まで、確かに「一気にわかる」本。(日本実業出版社 1500円+税)



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