「気まぐれ古本さんぽ2006→2014」岡崎武志著

公開日: 更新日:

 古本との出合いを求め全国各地の古書店を巡り歩く紀行エッセー。

 名古屋に何度も足を運びながら、タイミングが合わず行ったことがなかった「名古屋古書会館」。カルチャーセンターの講座を受け持つことになり、その生徒らとついに訪ねることができた古書会館の即売会で、戦前の作家・中河与一の「愛恋無限」(1937年)を500円で入手。

 その他、シャッター商店街で頑張る米子の老舗「油屋書店」、元会社員が故郷に戻って開業した広島の「景雲堂書店」、そして元古着屋の名残のセーラー服が天井からつるされた高円寺の「アニマル洋子」など。9年間で訪ねた100軒以上の古書店と入手した書籍にまつわるエピソードを紹介。
(工作舎 2300円+税)


【連載】BOOKレビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情