「人は血管から老化する」池谷敏郎著

公開日: 更新日:

 ちょっと階段を上がると息切れする、充分に寝ても疲れがとれないなどの症状があると、中高年は“年のせい”と考える。しかし、実際には年のせいではなく“血管のせい”である場合が多いという。本書では、全身の細胞に酸素や栄養を運ぶ血管が老化するとその影響も全身に及び、逆に血管を若く保つことができれば全身にも好影響があると説いている。

 血管力セルフチェック付きで、「生活リズムが不規則」「喫煙者」「完璧主義でイライラしやすい」などの項目からリスクを計算し、血管の老化度を知ることもできる。オリーブオイル、適量のアルコール、チョコレートなど血管力を上げる食物も紹介している。

 逆に水分、ココナツオイル、果物など、取り方を間違えると血管を傷める食物も教えてくれる。(青春出版社 1000円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方