「それでは実際、なにをやれば免疫力があがるの?」飯沼一茂著

公開日: 更新日:

 免疫力が高ければ、あらゆる病気を遠ざけられることが分かってきた。言い方を変えれば、免疫力が低い人はセキュリティーの低い家に住んでいるようなもの。万病に入り込まれる一歩手前と言っても過言ではない。

 本書では、最新の免疫研究に基づいた免疫力アップのヒントを、2択のクイズ形式で紹介している。

 質の良い睡眠を取ると、副交感神経が優位に働いて免疫力アップに有効だ。では、睡眠の質を高めるには、寝室を「間接照明でほのかな明るさにする」と「電気を消して真っ暗にする」のどちらが正しいだろうか。

 正解は、真っ暗にすること。部屋が暗いと眠れないという人もいるが、部屋が明るいと体内では交感神経が刺激され続け、眠ったつもりでも体が休まらない。体内時計も乱れ、免疫力には悪影響なのだ。

「にらめっこ」と「あっち向いてホイ」。どちらもたわいない子供の遊びだが、免疫力に有効なのが、「にらめっこ」だ。笑いが免疫力を高めることは知られているが、実は顔の表情筋を動かすだけでも、笑いと同様の効果が得られるのだという。

 免疫力を高めたいなら、今日からでも始めよう。(ワニブックス 1300円+税)

【連載】長生きする読書術

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末