「アイランド・ホッパー」中澤日菜子著

公開日: 更新日:

 日本各地の離島を味わい尽くす旅エッセー。

 2016年3月某日、初めて鹿児島空港に降り立った著者は地元の人から次々と「走りにきたんですか」と声をかけられる。どうやら週末に市内で初めてのマラソン大会が開かれるらしい。

 しかし、旅の目的は桜島。地元で火山関連の仕事に就く旧友を案内役に、まずは天文館の人気ラーメン店へ。腹ごしらえを終えて、フェリーで桜島へ。旅の前は噴火に遭遇したらどうしようかとびびっていたが、その勇壮な山容を前に「せっかくだから噴いてくんないかな」との思いがよぎる。

 翌日は溶岩窯で焼いた手作りピザを堪能。その他、礼文島や、ホエールウオッチングをしに座間味島へ向かったりと、北から南まで10島を巡る。

(集英社 520円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議