「職場の『空気』が結果を決める」北野唯我著
日本の職場に最も足りないのは「オープネス」つまり開放性で、業績と相関が認められる。この「オープネス」とは、情報の透明性、戦略のクリアさ、リーダーの自己開示性を意味する。職場のオープネスを邪魔するのは、「言行不一致」「戦略わかったふりおじさん」「オーバーサクセスシェア」という3つの罠である。
例えば、上司が「自由に意見を言っていい」と言いながら、実際には自由な意見を歓迎しない。トップから伝えられる戦略や事実が報告される過程で少しずつねじれ、本来の意図とは違う形で現場に伝わる。組織で失敗が共有されず、成功の情報だけが共有される、など。
職場のオープネスを高めるための具体的なアドバイス。 (ダイヤモンド社 1500円+税)