「GENIUS LIFE 万全の体調で生き抜く力」マックス・ルガヴェア著 江口泰子訳

公開日: 更新日:

 私たちは24時間周期の「概日リズム」に従って生きている。視交叉上核が目から入る光を感知することで、私たちの毎日をコントロールしている。

 朝、日光を十分に浴びればいいのだが、現代のアメリカ人は1日の93%を屋内や車内で過ごしているため、概日リズムを維持することが難しい。テレビやスマホの明るい光が昼間でもないのに昼間だと勘違いさせるので、光周期情報を伝えるホルモンであるメラトニンの分泌が妨げられるのだ。また、日光は皮膚でビタミンDを合成するが、屋内で過ごしたり、日焼け止めの使い過ぎで、アメリカ人はビタミンD不足に陥っている。

 化学物質やスマホ依存などから逃れて健康な生活を送るための指南書。

(東洋経済新報社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方