「スカーフェイスⅣ デストラップ」富樫倫太郎著

公開日: 更新日:

 警視庁の窓際部署に所属する律子らは、児童養護施設の園長・薫子から、施設の出身者・鈴音の捜索を頼まれる。施設を巣立った後、パン屋で真面目に働いていた鈴音が突然姿を消したという。親に虐待され無戸籍で育った鈴音だが、過去を感じさせない天使のような存在で、連絡が途絶えることもなかった。

 事件かどうかも分からず、勤務外に調査を始めた律子らは、数カ月前に弟と妹が鈴音を訪ねてきたことを知る。以来、鈴音は週末にキャバクラでも働いていたらしい。栃木で暮らす鈴音の親を訪ねた律子は、鈴音のアパートを見張っていた男を再び見かける。どうやら彼女は何かから逃げているようだ。そんな中、殺人事件の現場から鈴音の指紋が見つかる。

 人気警察小説シリーズ第4弾。

(講談社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる