「私を抱くと死ぬらしい」草凪優著
モデルの清奈は、ある事情から所属事務所を辞め、フリーになるが仕事は減る一方。地元に戻り、実家のマンションで暮らし始める。
ある日、中学時代の後輩・刈谷に声をかけられた清奈は、彼が営むヒップホップバーに出入りするようになる。そんな中、清奈は旧知の大手芸能プロダクションの幹部・甘崎に連絡を入れる。枕営業を軽蔑していた清奈だが、背に腹は代えられず甘崎に抱かれる。行為中、首を絞められた清奈はこれまでに感じたことのない快感を得る。
しかし、その後も仕事の話は一向に進まない。崇拝する清奈からレイプされたと打ち明けられた刈谷は、仲間と甘崎に制裁を加える。数日後、甘崎が遺体で見つかった。
清奈と関係を持った男たちが次から次へと死んでいく官能サスペンス。
(実業之日本社 825円)