「キャラは自分で作る」泉谷しげる著

公開日: 更新日:

 ミュージシャンで俳優の著者が人生を振り返り、弱者が勝者となる戦略を説く、生き方エッセー。

 大切なのは、生き抜くチカラを持ったキャラを作り上げることだという。自身も「臆病で、度胸がなく、みみっちい人間で、しかも野獣のような顔をしている」が、「バカヤロー」キャラで74歳の今も第一線で活躍している。

「バカヤロー」キャラのお手本は大好きな孫悟空。とにかく無礼で態度も口も悪いけど、憎めない孫悟空のようになりたいと思って生きてきたという。

 体育会系のノリが嫌で高校を1週間で退学してからフォークで一旗揚げるまで、そして俳優の仕事を始めた向田邦子との出会い、さらに勝新太郎や美空ひばりらスターとの交流を振り返りながら、現代を生き抜くサバイバル術を展開する。

(幻冬舎 968円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 2

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 3

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  4. 4

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  2. 7

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇