水谷豊とは私的に会話なし…六角精児が明かす「相棒」舞台裏
六角精児(51)という俳優を語る上で外せない作品といえば、10年以上続く「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)。特命捜査係を陰で支える鑑識・米沢守という役どころで、09年のスピンオフの映画では主演も務めた。ところで、気になるアノ人との関係は?
「『相棒』には大変恩義を感じています。土曜ワイド劇場枠の2時間ドラマで始まった時、僕の役は白衣姿の監察医。一日で終わる仕事だなあと。こういう仕事を積み重ねていけたらいいな~、ぐらいの気持ちでした」
人生には盛り上がりも盛り下がりもつきもの。自分の思い通りにコトが運ぶなんてのは稀有(けう)な話で、その時々の流れを素直に受け止めるのが、六角流のポリシー。「相棒」に出演するきっかけも想定外だった。
「2000年当時の『相棒』のプロデューサーが学生だった頃、僕が所属する劇団の札幌公演をたまたま見に来ていたそうなんです。その芝居で24、25だった僕は放火魔の役を演じていたのですが、その時の演技があって、オファーをいただいた。後から聞いた話ですが、僕の当時のマネジャーに“もしかしたら連続ドラマになるかもしれないんだけど、連ドラになったらレギュラーになる役と、今回は大きな役だけど連ドラではレギュラーにならない役、どっちがいい?”と。で、マネジャーは即答で“小さくてもレギュラーになる役をやらせて欲しい!”と話し、今に至るわけです。何が幸いするか分からない」