BORDER出演 波瑠を開花させた谷口正晃監督“マジック”

公開日: 更新日:

 春の新ドラマの中でも要注目! 死者と対話ができる能力を持つ刑事役を小栗旬が演じている木曜ドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)で、沖縄のユタ(民間霊媒師)一族の血を引くエリート検視官という難役を演じる。演技派女優への階段を駆け上がっている22歳には、演技開眼のきっかけを作ってくれた恩人がいた―。

伊集院静原作のドラマ「いねむり先生」での夏目雅子役の演技など、一気に演技派女優の仲間入りをした感がある。そのきっかけとなったのは一昨年公開のオムニバス映画「BUNGO~ささやかな欲望~」の一編、林芙美子原作の「幸福の行方」に主演してからだった。彼女にとってこの短編でメガホンを取った谷口正晃監督との出会いは衝撃だった。

「短編映画なので少ない日数で集中的に濃い撮影が続く日々で、緊張の連続。出演する側からすると楽な日がまったくない。谷口監督はそんな中でも役者に自然のままにいさせてくれる監督だったんです。撮影中には予想外のことが起きるのが常ですが、そんな時もあるがままに受け入れてくれたので驚きました」

 これまでに「時をかける少女」「乱反射」などを手掛け、若手女優の演出に定評がある注目の映画監督が、彼女にもマジックをかけたようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」