水谷豊のようなオシャレは?プロが明かす刑事ドラマの真実

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 刑事同士がどう呼び合うか。これも気になる点だと思います。「太陽にほえろ!」のように「山さん」「ジーパン」なんて呼び合うことはありませんね。同期の場合、名前にちゃん付けで呼ぶことはあります。上司の場合は「課長」「係長」と役職名ですね。

 刑事同士が捜査情報に関してどうコミュニケーションを取るかですが、実際とドラマではかなり違いますね。よく酒場で捜査のことを話しているシーンがありますが、まず一見の店でベラベラ捜査のことをしゃべることはあり得ません。

「相棒」の右京さんは事件後、行きつけの女将の店で一杯やりながら、事件を振り返ったりしますが、そういうこともしませんね。

 事件が解決すると、みんなで打ち上げをやるシーンも見かけますが、あれはありですね。その場合は必ず行きつけの店で2000~3000円の会費制です。領収書をもらう時は「上」と書いてもらいます。

▽小林潔 元厚労省関東信越地区麻薬取締部捜査第1課長。42年生まれ。拓殖大卒。近著に「白い粉の誘惑・麻薬Gメン捕物帖」(宝島社)がある。

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