「衣装は自作…」愛犬と乗り越えたキンタロー。の下積み時代
ありがたいことに事務所に所属した2012年の年末に、前田敦子さんのモノマネが大当たりして、それ以降、仕事をたくさんいただけるようになり、「この道で合ってたんだ」と一安心できました。
「エンタの神様」などいろんな番組に出られるようになったころは、部屋のランクも徐々に上がっていき、「つらい時も一緒にいて支えてくれてありがとう!」と思わず犬を抱きしめました(笑い)。
絆がさらに深まり、何も言わずに私についてきてくれた彼女(犬)を、売れた後も大切にしようと思いました。男の芸人が売れた時に、苦労をともにした彼女と結婚する心境が分かりましたね(笑い)。
部屋の家賃は今、15万円です。「都心じゃそのくらい払ってる人がいっぱいいるから、ぜいたくじゃないよ」と友だちには言われるけど、やっぱり高すぎて不安です。昔の貧乏性がまだまだ抜け切れません。
早く養ってくれる人を見つけないと(笑い)。
(聞き手=松野大介)
▽キンタロー。(本名・田中志保) 1981年10月愛知県出身。11年からモノマネタレントとして活動。ネタ番組やバラエティーで前田敦子のマネでブレークし活躍中。