初代女将・高樹沙耶容疑者逮捕で傷ついた「相棒」の看板

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 “元妻”が大麻所持の現行犯で逮捕とは、さしもの杉下右京も言葉がないだろう。

 高樹沙耶(本名・益戸育江)容疑者(53)が大麻取締法違反で現行犯逮捕された件で25日、テレビ朝日は同日午後3時55分から再放送予定だった高樹容疑者の出演ドラマ「相棒 season7」第13話を急きょ、出演していない「相棒 season14」第12話に差し替えて放送した。

 高樹容疑者は2002年10月に放送開始の「season1」から、11年10月開始の「season10」の第1話までレギュラー出演。主役の水谷豊演じる特命係の警部・杉下右京の元妻で小料理店「花の里」の初代女将・宮部たまきを演じて物語に花を添えていた。

 高樹容疑者の逮捕に困惑しきりなのがテレビ朝日だ。「相棒」シリーズはテレ朝のキラーコンテンツで、映画版もヒットしてシリーズ化。スピンオフも製作されるなど同社の“ドル箱”だからだ。さらに夕方の再放送は「常に視聴率7、8%台をキープし、2ケタもざら。他局のニュース番組をしのぐほど」(テレ朝関係者)。それだけに、ほぼ10年にわたって「相棒」シリーズに出演していた高樹容疑者の逮捕はダメージが大きすぎる。

 テレ朝の亀山常務は昨25日の定例会見で「捜査の行方を注視していく。今後の状況を確認しながら対応する」と語っていたが、再放送以外にも発売済みのDVDなど影響は計り知れない。視聴率争いでテレ朝の大躍進を支えた最強コンテンツに大きなキズがついてしまった。

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