ドラマで独り勝ち 独走テレ朝を追う民放各局の“勝負手”は

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 今期の民放各局のドラマ視聴率は、「相棒15」が15%前後、「ドクターX」が20%前後をキープ。ほかに15%超は見当たらず、テレ朝の独り勝ちだが、ドラマ好きは録画やネットを通じた見逃し配信で見る時代。リアルタイムでカウントする視聴率が低迷するのは当たり前だ。

 それだけにテレ朝系の強さが際立つ。ほかの民放は、太刀打ちできないのか。テレビライターの上杉純也氏に聞いた。

「刑事・推理モノ、医者モノ、弁護士モノは、一定の数字を見込みやすい鉄板ネタです。今期は推理モノで、織田裕二主演の『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)がかろうじて10%超えで後を追いかけている感じですが、『相棒』のように集客力があるシリーズの裏に参入して、勝負するのは難しい」

 同じジャンルでは歯が立たず、日テレは“女性の仕事モノ”で勝負する戦略だという。

「日テレの水曜22時枠です。いまは石原さとみ主演の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』が11~12%をキープ。前クールの北川景子主演『家売る女』もほぼ10%超え。過去には、『家政婦のミタ』や『ホタルノヒカリ』『花咲舞が黙ってない』など、働く女性が共感を持つようなドラマは数字が伸びています」

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