SMAP解散後もキムタクに付きまとう“裏切り者”の十字架
SMAPメンバーでただ一人、残留を決め裏切り者扱いされた木村拓哉(44)は、1月にTBS系連ドラ「A LIFE~愛しき人~」がはじまり、4月には主演映画「無限の住人」(三池崇史監督)が封切られる。独立を主導した元チーフマネジャーの飯島三智さん側にいたのが、直前でジャニーズ側に翻意し、いち早く残留を決め、「自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたい」と生放送での謝罪会見で決意を語って、来年1月で丸1年。芸能リポーターの城下尊之氏は言う。
「ジャニーズから見れば、木村さんは『このままだとSMAPの空中分解になりかねない』と騒動収束に動き、独立を止めた功労者ですから、意地でもいい仕事を入れてくるでしょう。毎年9月の契約更改が注目されていますけど、まず間違いなく、ジャニーズにとどまり、俳優をメーンに活動していくと思います」
だが、芸能界でのポジションは安泰かというと、そうでもない。タレントとして活動するうえで最大のバロメーターとなる人気が揺らいでいるのである。スポーツ紙芸能デスクが言う。
「もともとキムタクの出演作は当たりと外れの波が大きく、すべてが大ヒットというわけじゃなかったんです。たとえば2010年公開の映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』など、あまりの大コケぶりに、配給元の東宝幹部が『消しゴムがあったら消したい』と嘆いたほど。テレビ局がタレントのキャスティングを決める際に目安とする潜在視聴率も10%以上あったのが、半減したとされている。騒動では裏切り者とまで呼ばれているし、世間の好感度イメージも失墜ですからね」
動向は波乱含みだ。