テレ東の隅田川花火中継 恵みの雨で“2ケタ視聴率”の衝撃

公開日: 更新日:

 テレビ東京にとっては、路線バス、卓球テニスに匹敵する“お宝コンテンツ”となるかもしれない。先月29日に生中継された「第40回隅田川花火大会」が、なんと、平均視聴率2ケタの10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)をマークしたのだ。

 同じ時間帯では、日テレ系「天才!志村どうぶつ園」が11.0%、同「世界一受けたい授業」が11・1%、テレ朝系「池上彰のニュースそうだったのか!!2時間スペシャル」が11.7%を記録。こうした人気番組に並ぶ形での“2ケタ視聴率”に、テレ東局内は大騒ぎだ。視聴率が判明した先月31日の朝9時には、局内に万歳三唱がとどろいた。

 しかも、番組制作費が3倍以上かかっているTBSとフジテレビには圧勝していて、これにはスポンサーも腰を抜かしたという。

「制作費1億円を投入したTBS系『炎の体育会TV SP』が8.6%。フジ系『クイズ!金の正解!銀の正解!』が4.5%、同『めちゃ×2イケてるッ!』が5.1%で、制作費はそれぞれ3000万円~。ちなみに、テレ東『隅田川花火大会』の制作費は全て込み込みで900万円~だった。その中で一番おカネが掛かっているのが機材と人件費で、花火の放映権料などは他のスポーツコンテンツに比べれば驚くほど安いんです」(民放編成関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」