SMAPがフタに Hey!Say!JUMPが紅白出場に10年かかったワケ

公開日: 更新日:

 これほど紅白までの道のりが長かったジャニーズアイドルはいなかったのではないか。Hey!Say!JUMPのことである。2007年の結成から10年、ファンにとっては悲願の初出場となった。

 メンバーが平成生まれであることから名づけられたグループ名は当時強烈なインパクトを持っていたが、もはや平成も30年になる。

 デビューから5年間「ワールドカップバレーボール」や「春高バレー」などのスペシャルサポーターを務め、ジャニーズを下支えしてきたが、09年に新たなグループ、NYCの前身が結成され、主力メンバーの山田涼介(24)、知念侑李(23)がグループ掛け持ち状態に。3年ほどNYC優先状態が続き、紅白にも連続出場。“母屋”のヘイセイが期間限定グループに先を越された。また11年デビューのSexy Zone(略してセクゾ)も13年に紅白に出場。同世代の藤ケ谷太輔(30)、北山宏光(32)らのKis―My―Ft2(略してキスマイ)と共に不遇のグループといわれてきた。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「SMAPという大きな柱が抜けて、“順番待ち”のグループにやっと門戸が開かれたといえるでしょう。そこへ実力と結成10周年という周囲を説得できる大義名分で出場を獲得。Hey!Say!JUMPはこの1年で観客動員数の増加が顕著で、ファンクラブ会員でもチケット入手が困難になっています。ただ、“順番待ち”グループはまだまだいるので、来年も出場できるかはビミョーです」

 SMAPがフタになってシワ寄せを食っていた若手ジャニーズに、やっと光が当たりはじめた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  2. 2

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  3. 3

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  2. 7

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 8

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 9

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  5. 10

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北