“永遠の一発屋”城みちるが語る活動復帰までのキツい道のり

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 タレントや業界人との酒席では車中で待つのではなく、同席させてもらえたけど、周りは「なんで城みちるが運転手やってるんだ?」とザワザワする。「芸能界に戻るんですか」と聞かれたり。「何かやってみるか」と誘われても、10年も間が空いてたし、抵抗がありました。

■転機は「風雲!たけし城」出演

 ある日、ビートたけしさんとTBSのプロデューサーと一緒に食事する機会があり、たけしさんから「今度新番組やるから出てくれませんか」と誘われました。最初は気乗りしなかったけど、たけしさんがラジオや漫才で「『イルカにのった少年』はどこに行った?」とか、僕をネタにしてたのを聴いていてうれしかったから、出ることにしました(笑い)。

 それが「風雲!たけし城」(笑い)。黄色いフンドシして、亜仁丸レスリーとか元相撲取りに交じって一般参加者と相撲を取ったり。参加者は勝つために本気だから、僕はケガばっかりして。左腕は骨折したし。

「城みちるが久々にテレビ出たら、あんなことしてるよ」とさんざん言われたけど、人気番組になって地元広島の局が「復帰したなら番組やりましょう」と声をかけてくれて、広島と東京を往復する芸能生活が始まった。オヤジから「広島にいるなら電話くらいしろ」と数年ぶりに連絡が来て勘当を解いてもらえ、その頃は離婚も成立してたし、ようやく生活が順調になった感じです。

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