テレ朝は村上信五 W杯“放送権料高騰”で投資分回収できるか
先週、関ジャニ∞の村上信五(36)がテレビ朝日のサッカー中継のプレゼンターに就任したことが発表された。6月14日開幕のロシアW杯に向けて各局が話題づくりに余念がない。
だが、浮かれてばかりはいられない。放送権料がすごい勢いで高騰。先週、公になったデータによると、ジャパンコンソーシアム(NHKと民間放送局の共同制作機構)がFIFAに支払う額は前回ブラジル大会から1・5倍になって600億円とされるという(前大会は400億円)。
日本が初出場した20年前のフランス大会は6億円(NHKの単独放送)だったという。その後の02年日韓大会は10倍の60億円。そこから高騰が始まり、今はその10倍。テレビにとってリスクがある大イベントである。
果たして、サッカーはその額に見合うほどのメガコンテンツなのか。日韓大会をピークに盛り上がりは徐々に低下している印象だし、W杯予選でも日本代表の試合は高視聴率が出せない。
それに比べると、5日の「世界卓球2018女子団体決勝日本×中国」は17・4%と予想以上の高視聴率になった。女子の日本対南北合同コリアと男子団体があった日も14・2%。石川佳純はじめ選手は人気があるし、決勝まで行く日本の強さも魅力。それに日本人は卓球が意外に好きらしい。