イケメン俳優との一夜…銀座で一旗揚げたいと思う原点に
憧れの人が隣にいるなんて……何を食べたか覚えていません。そんな雲の上の人が私を口説いてきたのです。どう答えたのか自分でも覚えていませんが、ホテルと部屋番号を伝えました。すると、本当に彼が訪ねてきたのです。その先、どうやって誘われたのか覚えていませんが、体を重ねていました。あまりに夢のような時間で、どんなセックスだったかなんてまるで覚えていません。
あれはちょっとしたビギナーズラックだったのでしょうか、それ以来、銀座にはこんなすてきなチャンスが転がっている、ホステスとして銀座で一旗揚げたいと思う原点になった一夜でした。それから半年後ぐらいでしょうか、「11PM」の取材が店に来て、生放送に出演した翌日に銀座のスカウトマンが私の元に。すすきののナンバーワンを超える給料と支度金を提示され、憧れの銀座で働くことになりました。
それにしても、あの憧れの人は今では白髪のおじいさんに。イケメンはイメージを壊さないで、容色衰えたら現場にしがみつかずにひっそりとしていていただけたらいいのに……なんて思ってしまいます。