「隠れオンカジ常習者」はやっぱりいた…中日・小山伸一郎コーチは罰金だけでは済まされない?
ついに出た。
中日が昨19日、二軍の小山伸一郎投手統括コーチがオンラインカジノによる賭博に関与し、愛知県警から単純賭場容疑で任意の取り調べを受けたと発表。当面の間、謹慎処分を科したことも明らかにした。
プロ野球では今年2月にオリックス投手のオンラインカジノ賭博が発覚し、NPBと各球団が自己申告するよう呼びかけたところ、8球団計16人の利用が判明。所属球団から制裁金が科された。しかし、小山コーチはこの日までに申告しておらず、愛知県警から球団に任意の出頭要請があったことで発覚。事態を重く見た球団が氏名の公表に踏み切った。
球界では当初から、自己申告した8球団16人以外の賭博関与者がいるのではないかとの疑念が広がり、日刊ゲンダイでも「球界全体で16人のはずがない」とする捜査関係者の見立てを報じていたが、案の定だった。
ナゴヤ球場で取材に応じた中日の朝田球団本部長によれば、小山コーチは球団の聞き取り調査に対し、全面的に事実を認めており、昨オフに中日に復帰したばかりで「言い出しにくかった」と釈明しているというが、選手らが“自首”する中、処分逃れを狙ってダンマリを決め込んでいたと見られても仕方がない。この手の選手、関係者がまだいると考える方が自然だろう。
朝田本部長はしかるべき時期に罰金処分を科す方針を示したが、収束したはずの球界オンカジ騒動にさらなる疑念を生んだことを考えれば、罰金で済ませるわけにはいかないのではないか。