「イッテQ」疑惑で日テレ冬の時代へ…構造的問題の指摘も
汐留に激震が走っている。人気バラエティー「世界の果てまでイッテQ!」の企画にヤラセ疑惑が浮上。日本テレビは否定にヤッキだが、これは氷山の一角ではないかという声も聞こえてくる。
問題となっているのは芸人の宮川大輔が世界のお祭りに体当たりで参加する名物企画で、ヤラセ疑惑が浮上したのは5月20日に放送されたラオスの「橋祭り」。番組では「今、橋祭りは東南アジアで大流行」「回転する玉が障害物の目玉」などと伝えたが、週刊文春の取材に対して日本人駐在員や駐日ラオス大使館は「そんな祭りは聞いたことがない」とコメントしている。
これが事実なら祭り自体をでっち上げた完全なヤラセだが、同局は「今回の企画は、現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく」としつつも、情報・制作局長の加藤幸二郎氏は「開催実績について毎年今回の撮影場所で実施されているような、放送上、誤解を招く表現があったことに関しまして、ご批判を真摯に受け止めております」とコメント。疑惑の一部については暗に認めた格好だ。日テレの番組制作関係者はこう言う。