青汁CMの“悪役商会”八名信夫さんは自主製作映画で復興支援

公開日: 更新日:

■「実際に飲んだら本当にまずかった(笑い)」

 俳優になった足跡もユニークだ。甲子園こそ出場経験はないが、高校球児から明治大野球部で実力を蓄え、中退後の56年、スカウトされ東映フライヤーズ(現・日本ハム)へ。

「ところが3年目に試合中に腰を痛めて入院。そうしたら、当時の大川博オーナーから『選手としては契約しないから映画に出なさい』と社命が下り、撮影所行きさ。俳優の経験なんて全くないのに。アハハハ」

 芸能デビューは58年。だがエキストラのような端役ばかり。まさにくすぶっていた。

「ある日、監督に『俺は体が大きいから、小さいヤツが撃たれるよりも迫力があるはずです』と直談判。すると『やってみろ』と。撃たれたら、トレンチコートの裾が広がるようにクルクル回るように倒れ込んだり、とにかく派手に死んだりしたのが好評でね。しかも、僕は運動神経がいいから刀を持った立ち回りの際に、主役がミスしても刀を止めることができた。それで高倉健さん、若山富三郎さんらの信頼を得て、どんどん仕事が増えたんだ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり