芦名星さん、三浦春馬さん…俳優を追い込む韓国との類似点

公開日: 更新日:

男女関係か家族関係のもつれ

 そして最後の投稿は、ひとこと「バルス」。これは芦名さんが大好きったジブリ映画「天空の城ラピュタ」で、「滅びの呪文」として登場する言葉であったという。

「美人で気さく、誰からも好かれた芦名さんですが、交友関係はそう広くなく、仕事関係者でプライベートを知るような人はほとんどいなかったようです。順調満帆だった仕事も、今年はコロナ禍でステイホームを求められ、ひとり家でつらい思いをしていたのでしょうか」と、自宅周辺を取材した芸能記者は推察している。

 自ら命を絶ったとすれば、どうして。

 その疑問が芸能関係者の間に広がるなか、こんな声もある。

三浦春馬さんといい、芦名星さんといい、売れっ子で、悪い噂もなく、さらなる活躍をと期待されていました。芸能人の急死というと、お隣の韓国で相次いで、問題になってましたけど、日本の芸能界ももはや対岸の火事でもなければ、他人事ではないのかも知れませんね」

 かつて男性アイドルグループのメインボーカルが27歳で亡くなった当時、韓国のある芸能プロデューサーはこう言った。

「私は急死した元巨人の投手チョ・ソンミンらを知っていますが、亡くなった人たちは皆さん、真面目でした。原因は大きく2つがあると思います。1つは男女を含む対人関係、もう1つは家庭の問題。裏切られたとか、人間関係のもつれですね。それらに悩み、誰にも相談できずに抱え込んでしまうことが多いのです。それで酒やクスリに浸ってしまったりする。死は一瞬です。たとえば酔って、心に魔がさしただけで、それまで元気そうにしていた人が突然、首を吊ってしまうことだってある。そういう情報は韓国ではネットをみれば、簡単に入ってしまいますから。ですからメンタルの管理は本当に重要なのですけど、周りが細心の注意を払っていても、防げなかったりするのです」

 日本の芸能界にも、当てはまる節があるのではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し