鶴瓶やタモリもメロメロ 大物を虜にするあいみょんの魅力

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 ある大物歌手は「あいみょんは声があまり高くないのね。中間音が魅力的」と語った。

 あいみょんが際立っているのは歌詞の詩人のような秀逸さだろう。「ハルノヒ」は「北千住駅のプラットホーム」が出だし、「ふたりの世界」では「まだ眠たくないのセックス」と歌う。

 名プロデューサーにして、レコード会社のトップも務めた飯田久彦氏は昨今の音楽を「サウンド志向でそれもグループばかり。詞が頭に入ってこないし、記憶にも残らない」と嘆いた。

「もっと歌詞を大切に」ということだ。飯田氏はあいみょんのような世界を思い描いているのではないか。

 今月5日、「SONGS」に出演したあいみょんは「ステージに立てなくなったとしても作詞作曲だけはきっとやってるな」と語った。

 同番組の司会の大泉洋は「あいみょんを知っているだけでおじさんの自慢」とデレデレしていたのも印象的。あいみょんはコロナ時代に中高年を癒やす「歌姫」だ。

(峯田淳/日刊ゲンダイ)

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