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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

AKB48がもたらした弊害 アイドルとファンが近くなりすぎた

公開日: 更新日:

 手の届かない存在として映画やブロマイドで満足していた昭和のファンとは明らかに違う。「見て、触れて、話したい」というのがアイドルファン。それが可能になったのは、アイドル自らファンの元に近づいてきた背景もある。あるファンの話が印象に残っている。

「毎日、行けば絶対に私のことを覚えてくれる。何千人もいるファンのなかで、名前と顔を覚えてもらえるだけで一歩リードしたような、ファンとしては優越感に浸れる」

 元アイドルの話にも合点した。

「ずっと応援してくれているファンは自然に覚える。いつも出待ちする子が見えなくなると心配になることもある。気がつかないうちにファンとの間に友情ができているのかもしれない」

■「俺でも付き合えるのかと思ってしまう」

 女性アイドルグループの先駆けとなったのはフジテレビが生んだ“おニャン子クラブ”。当時、河田町にあったフジテレビ前は番組が終わるとカメラを持ったファンであふれていた。目的は写真だった。

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