河村たかし市長「メダルかじり問題」の根底にある強烈な自己顕示欲
8月4日、東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友(20=トヨタ自動車)が表敬訪問で愛知県名古屋市の河村たかし市長(72)の元を訪れた際、河村市長がマスクを外し、金メダルを噛んでそのまま後藤選手に返したことが、波紋を呼んでいる。
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後藤選手が所属するトヨタ自動車(愛知県豊田市)は「アスリートへの敬意や称賛が感じられない。不適切かつあるまじき行為」などと異例ともいえる抗議コメントを出し、名古屋市にはおよそ4000件の苦情が寄せられ、まさに河村市長は一夜にして「国民の嫌われ者」になってしまった。
批判と炎上を受け、河村市長は5日に謝罪会見を行ない、「宝物だったわけでしょ。もっと配慮すべきだったかなと、申し訳ないなと思っています」と語った。ところが、その言葉の軽さに対し、ネット上は<謝り方が軽い><何が本当に悪いか分かっていない>などと大荒れになった。