木村好珠さんの夢は「マンチェスターCに関わりたい」 スポーツ界でメンタルケアを当たり前に

公開日: 更新日:

 スペインにも帯同し現地でインタビューさせていただきました。レアルの下部組織のユースチームのメンタルコーチから「メンタル=思考・脳」が当たり前であることや文化の違いなどを教えていただきました。日本は協調性を重んじる“譲る文化”でシュートも他の選手に譲る時がありますが、レアルではみんなが「俺が俺が」とシュートしたがるため、協調性を持たせることに日々悩んでいると。主人公はつねに自分。それに比べて日本は空気を読むことを重要視するため、他人を軸にしてしまいがちで「自分」の存在がおざなりになる。他人がどうして欲しそうかを先に考えて主人公であるはずの自分が後回しになっていき、自分のしたいことが見つからなくなる。私は日本では自分の感情に向き合うべきと考え、「メンタル=思考と感情の組み合わせ」と定義するようになりました。

 レアルのメンタルコーチは選手本人より、コーチたちに向けての意見を伝えます。選手がコーチからも親からも、そしてメンタルコーチからも意見を伝えられると、だれの言っていることを聞けばいいのか混乱してしまうからです。でも、ピッチサイドに座っていて選手が話したくなったら「いつでも聞くよ」のスタンスはつねに見せていて、落ち込んでいる生徒がいたらアプローチします。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり