小室圭さんを揶揄するテレビ局の矛盾…無断撮影しないと言いながらパパラッチ写真を放送
トークではパパラッチだけでなく、私人にもスマホカメラを向けられてしまう小室さん夫妻への同情もあったが、小室さんの外見や私生活への揶揄など、公共の電波で流すべき内容ではないように感じられた。
日本のテレビ局は昨年9月、小室さんがニューヨークの街中を歩いているところを相次いで無断撮影した。メディアスクラム状態になりかねないことを懸念した大手メディアのニューヨーク支局では、小室さんと眞子さんの空港での映像取材を代表撮影にして混乱を避け、追い掛け取材をしないことを小室さん夫妻とニューヨーク総領事館に伝えた。その代わり、「取材に応じてもらえないか」と夫妻に何度か申し入れている。
ニューヨークの現地で、無断撮影をしないことを条件に取材を申し入れながら、日本では週刊誌を引用する形で隠し撮りされた姿を放映するーー。ニューヨークで取材を自粛するのがキー局の日本テレビで、制作したのが系列の読売テレビだとしても、小室さん夫妻への信義に反しているのではないか。
ダブルスタンダードの日本のテレビ局を、少なくとも小室さん夫妻は信用しないであろう。
(森暢平・成城大学教授)