「タメ口女優」と呼ばれた上野樹里が"大人になった"と評判 撮影現場で大絶賛されるワケ
また翌年の大河の主演を務めた松山ケンイチ(37)とのバトンタッチ会見では、「NHKさんから差し入れがない」とこぼし、プロデューサーに「大事な受信料でお菓子は買えない」と弁明させたこともある。筆者も何度となく収録に足を運んだが、現場や食堂などでの上野を取り巻くどんよりとした空気感は今でも忘れられない。
■演出に口を挟んだことも…
上野は演出にも口を挟むことでも知られ、映画『虹の女神 Rainbow Song』では脚本を担当した岩井俊二氏(59)に自らの演劇論をぶつけ、撮影スケジュールを大幅に遅らせる結果となった事は今でも語り草になっている。
「上野さんが起こすトラブルは大体パターンが決まっていて、『私が想像(準備)していたキャラクターと違う!』というものでした。役作りに関して真面目過ぎるほどの彼女のこだわりがあるのでしょうが、これが原因でセリフが大きく変わったり、シチュエーションそのものが変わってしまったことも何度となくありました。そういった意味では“スタッフ泣かせの女優さん”と言われてもしょうがないところがありますよね」(テレビ関係者)