鈴木京香が“解体寸前”の名建築を救ったワケ 有名評論家を父に持つ長谷川博己の影響も
<解体の可能性さえあった《ヴィラ・クゥクゥ》をご縁あって引き取らせていただき、竣工当時の姿にできるだけ戻すよう、修復工事を進めている最中です>(WEBマガジン「Casa BRUTUS」から)
公開中のWEB記事でこう話しているのは、女優の鈴木京香(53)だ。現在、東京都現代美術館で開催されている建築家・吉阪隆正(1917~1980)の大規模展を、鈴木が見学した様子とインタビューがつづられている。
鈴木はなぜ、世界的建築家のル・コルビュジエのもとで働き、国立西洋美術館の建設に携わった日本人建築家の1人である吉阪の展覧会を見学したのか。そこには、解体の憂き目にあっていた吉阪の代表作とされる住宅を引き継いだことがきっかけとなったと、鈴木は答えている。
■総費用は数億円か
もともと建築やアートに関心が高かったという鈴木は偶然、都内の閑静な住宅街にある約60坪の土地に建つ住宅の存在を知ったという。この住宅は巨匠コルビュジエも絶賛していた名建築として知られているが、解体がささやかれていたところを鈴木が縁あって引き継いだ形となった。