キンプリ分裂を決定づけた「ジャニーさんとの約束」…メンバーと交流が続く岩橋玄樹の影も
■メンバーたちが感じていた不安と限界
BTSをはじめ、若い韓流ボーイズグループが次から次へと世界進出しているのにも関わらず、旧態依然としたプロモーション展開に不安や限界を感じ始めていたのだろう。「このままだと日本のアイドル・グループのひとつで終わってしまう」という危機感は、今回の退所コメントからも明らかだ。
岸:「夢と目標に自分の実力の差とギャップを感じるようになって~今のままでは到底無理だと感じるように」
平野:「もう遅いなと感じてしまい、目標を失い、今回の決断に至りました」
事務所を真っ向から責めているわけではなく、これが今、彼らが言葉に出来る最大限の表現でのコメントだと想像できる。永瀬と高橋は2人になってしまうキンプリを「ジャニーさんへの恩返し」として守っていくわけだが、これについて前出の関係者は「世界進出より現状の条件、つまり今の給料や待遇に満足なのがこの2人だったのでしょうね」と指摘した。
先の見えない少々危ない橋を「ジャニーさんとの約束」を果たすために渡ろうとする3人と、自分の安定した将来を優先させた2人という構図になるだろうか。それぞれの人生だけに、いずれの決断も尊重されて然るべきだ。