藤子不二雄A先生は亡くなったけれど、作品はいつまでも残ります
お別れ会の会場には生前使っていた趣味のゴルフグッズ、青春時代を過ごしたトキワ荘の一室の再現、テレビでも人気だった「笑ゥせぇるすまん」のバー「魔の巣」のセットなどなど“偲ばれる”というよりは、もはや“楽しめる”ようになっていて、集まったファンも順番に写真を撮ったりしていた。
私も会場内をぐるぐる回り、大好きな「怪物くん」とにっこり写真を撮ったりしたが、次の平安の間に進むと大きな見事な祭壇があり、いよいよお別れかという気持ちになった。先生のお写真に「ありがとうございました」と献花をして手を合わせたら涙が出た。
細かいことだが、今年の4月7日没と公表されていたが会場のプロフィルでは“4月6日自宅にて死去”と記されていた。「どっちなんですか?」「どっちでもいいよ」と先生が笑った気がした。
今回私は「まいっちんぐマチコ先生」のえびはら武司先生のお声がけでお別れ会を知ることができたが、関係者や後輩の漫画家仲間の方々に感謝です。素晴らしい会をありがとうございました。
藤子不二雄Ⓐ先生は亡くなったけれど、残された作品はいつまでも残ります。我孫子先生、藤子・F・不二雄先生とはもう会えましたか? “オバケのⒶF太郎”描いてくださいね。安らかに。