NHK武田真一アナが“日テレ朝の顔に”? 有働由美子の影響だけじゃない、転身もう一つの理由
「NHKの顔」なんていわれる武田真一アナが今年度末で退職するという話、テレビ関係者の間ではサプライズではなかったようだ。「次の人生を考えたら、絶好のタイミングなんじゃないですか」と、フリーの男性アナウンサーはみている。
「武田さんはいま大阪放送局勤務で、個室を持つ専任局長待遇のエグゼクティブアナウンサーですが、全国放送のレギュラー番組は昼の『列島ニュース』と金曜夕方の『ニュースきん5時』だけ。とてもエースアナがやるような仕事じゃない。いずれ理事待遇まで昇進するでしょうが、視聴者からは忘れられ、飼い殺しです。だったら、この3月末までの早期退職募集に応じて割増退職金を手にし、認知度の高いうちに民放への転身を図った方が得策と考えても、不思議はありません。今なら高く売れますからねえ」
前田晃伸前会長のリストラ策で、番組制作の現場からベテランが次々といなくなり、さらに稲葉延雄新会長は政権寄りといわれるから、局内はいよいよギスギスするだろう。そんなことも、ずっと報道・ニュースでやってきた武田は嫌になったのかもしれない。
では、民放での最初の仕事に、日本テレビ系の春の新番組「DayDay.」(月~金曜午前9時)を選んだのはどんなソロバンなのか。「DayDay.」はエンタメや生活情報がメインのトークショーで、番組進行は南海キャンディーズの山里亮太。思いっきりバラエティー路線になるようだ。武田には畑違いのように見えるが、はたして納得しているのだろうか。