硬の「罠の戦争」&軟の「警視庁アウトサイダー」…冬ドラマ高評価に共通するのは“昭和感”

公開日: 更新日:

 1月スタートの冬ドラマも中盤戦。世帯視聴率でトップの常連だったTBS日曜劇場「Get Ready!」が苦戦し、全話平均2ケタ確保も危うくなってきた。

 ライバル枠のフジテレビ月9、テレビ朝日木9も2ケタに届きそうにない。

「ネット上で評価が高いのは、カンテレ制作のフジ月10『罠の戦争』。視聴率でも善戦し、最終的には全話平均で今期のトップに立つこともありそうです」(テレビ誌ライター)

 確かに《凄みを増した草彅剛の演技に引き込まれる》とか《昭和感、韓ドラ感あるけど、ついハマる》《現実の政財界人に重ねて見てしまう》などと、高評価の書き込みが目立つ。

「冒頭のナレーションや憎まれキャラの立て方など、いかにも1970年代的な作りなんですが、結局それが支持されやすいんでしょうね。ただ、人気になると否定的な意見を書き込みづらい空気もあるのかも」と話すのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。

 その亀井氏が「ネット上での賛否両論含めて面白い」というのが、西島秀俊(51)主演のテレ朝木9「警視庁アウトサイダー」で、亀井氏は「最初はあれ? と思いましたが」と、こう続ける。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド