K-POP4人組「SKY GIRLS'」契約解除は有効の判決 アイドルと芸能プロ“常識と非常識”の境界線
■事務所側の損害賠償請求は認められず
とんでもない「常識」が横行していた。K-POPアイドルとして活動していた日本人女性4人組「SKY GIRLS'」に対し、「減量の指示などに従わず、セカンドシングル制作ができなくなるなどの損害を受けた」と所属していた事務所が1500万円の損害賠償と契約解除の無効を求めた裁判。東京地裁(布施雄士裁判官)は事務所の請求を退け、契約解除は有効と認定した。
司法記者クラブで会見したメンバーらによると、グループは2019年11月にデビュー。事務所とグループ結成の17年から10年の契約だったが、コロナ禍で活動が難しくなった上、事務所代表から連日ビデオ通話や活動報告、きびしい減量を求められ、こんな罵りを受けた。
「テジ(豚)」
「チュグレ?(死にたいのか?)」
もともと歌やダンスの練習中に突然怒鳴られるなどしていたが、更に強いストレスを受け、20年7月に契約解消を求めた。しかし折り合えず、契約解消を求める内容証明を送ったが、訴訟沙汰となった。