故・ムッシュかまやつさんは何かに集中するとヨダレが出ちゃうみたい

公開日: 更新日:

テーブルが濡れて光って

 そしたら、カックラキンのときにゲストに来てもらって、本読みしているときのこと。台本から目を上げてテーブルを見たら、かまやつさんの前あたりが濡れて光っているのよ(笑)。たまらなくなって横で台本読んでる堺さんに小声で、「ねえ、ムッシュ、ムッシュ……」って、かまやつさんを見るように促したんです。堺さんもう、大ウケでしたよ。何かに集中するとヨダレが出ちゃうみたいなのね(笑)。

 そのとき思いましたよ、「あ~、この人は憎めない人だなあ」って。この世界ではかなり変わっているというか、すごい人たちと会っているから、ちょっとやそっとでは驚かないんですけどね(笑)。

 かまやつさんの名誉のために言っておきますけど、大ヒットした「我が良き友よ」とか、ザ・スパイダース時代は「バン・バン・バン」「あの時君は若かった」などの名曲を作ったり歌ったりしている人なのよ。ここの読者さんはわかると思うけど、最近の若い人は知らないからな~。ひと言加えておきました。

(構成・藤井優)

70歳、すっぴん人生」(Gakken=税込み1700円)22日発売。7月7日に70歳になる彼女が提案する、これからの人生を楽しむコツが満載の書。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド