ジャニー氏性加害問題を糾弾し…大手スポーツ紙に囁かれるジャニーズ事務所への“出禁”騒動
各スポーツ紙のジャニ担は、事務所からファンクラブの会員たちでさえ手に入れられないコンサートチケットを優先的に手配されたり、誕生日には自宅に高価なプレゼントが届いたり、ジャニーズ絡みの出張の際には新幹線はグリーン車、飛行機はビジネスクラスと至れり尽くせりの待遇を受けていたという。これでは事務所に不利益になる記事は書けないだろう。
「社としても、ジャニーズとの蜜月関係で人気グループの大型広告企画が組まれるなど広告収入に貢献している。特に夏場はイベントが目白押しで、スポーツ紙はまるでジャニーズ事務所の広報誌です」と言う前出の芸能ライターはこう続ける。
「私が購読している某スポーツ紙はあるとき、コンサートに絡むジャニーズのグループの紹介記事が一面と最終面、それに芸能面に掲載されていて、ふざけるなと思いました。おじさん読者が対象のスポーツ紙に『なぜジャニーズが』と一般の人は思うでしょうが、普段スポーツ紙を買わない、決して少なくない若い女性ファンが買ってくれるからです」
両者の関係を知る前出の大手芸能プロダクション幹部は、「ジャニーさんの性加害について、ジュリー社長が動画と文書で謝罪した。この一件はどのスポーツ紙も大小なりに扱った。しかし、ある一紙だけ深く切り込んで、ジュリー社長の責任を糾弾する記事を掲載したんです。これにジュリー社長が激怒。スタッフが抗議したと聞いてます」と話す。
ジャニー氏の性加害問題は国際問題にまで発展している。この期に及んでもメディアに圧力をかけているとしたら、もはやジャニーズは救いようがないだろう。
(本多圭/芸能ジャーナリスト)