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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「無茶こそ人生」 底抜けに明るいザキヤマが斜に構えていた頃

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「ひな壇でメインを張りたい」
山崎弘也テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」8月22日放送)

  ◇  ◇  ◇

 圧倒的なボケ量で、バラエティー番組を席巻する「ザキヤマ」ことアンタッチャブル・山崎弘也(47)。彼が目指している番組はどんなものかを聞かれ、「ひな壇の価値を上げたい」と冗談めかして笑いながら言った一言を今週は取り上げたい。それを受けて、相方の柴田英嗣は「こいつの夢らしいです。自分たちの冠だけど、MCは別の人という番組がやりたい」と明かした。

 山崎は今でこそ底抜けに明るいキャラだが、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で「アンタッチャブル山崎ほど芸風変わった芸人そうそういない説」が検証された通り、最初からそうではなかった。むしろ真逆。自らも認めるように、いわゆる「ダウンタウン病」に侵され、斜に構えてボソボソとボケる芸風だった。

 しかし、ある瞬間から「ザキヤマ」になった。「だんだんこう段階を経てなったわけじゃなくて、バチンてその月から変えてたイメージ」(TBS系「水曜日のダウンタウン」2020年10月28日)だと同じ事務所の塚地武雅は証言する。

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